宮城県登米市・豊里コミュニティ推進協議会

豊里にあがらいん
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人・ひと・豊里

豊里の人間国宝 第11号 香林寺東堂 武山正道さん(長根行政区)


豊里の人間国宝 第11号 

竈神や民俗資料の保存に尽力

香林寺東堂 武山正道さん(長根行政区)

  

今回紹介する『豊里の人間国宝』は、香林寺の東堂 武山正道さんです。

香林寺(山号「月輪山(つきのわさん)」)第17代目の武山正道さんは大正14年生まれの92歳。すべて自分の歯で食事を楽しみ、得意の書で日々の思いや教えを句にされ、現在も東堂(とうどう:禅宗寺院において、退薫(引退)した住職をさす言葉。 寺院の東側に専門の建物があったことから、この様に呼ばれるようになった。 他の寺院の前住職を「西堂」と呼ぶのと対になっている。)としてご活躍。誰もが驚くお元気さです。

             若い頃の武山さん(右)

豊里町は台所のかまどの神様・竈神様(カマガミサマ)が有名ですが、昭和40年代に入ると、母屋の新築による旧家屋の解体が続出し、祀られていた竈神も次々に消失する事態となりました。武山さんはこれを憂い、竈神の保護・保存に立ち上がり、境内に「懐邑館」を建築し、地域から提供してもらえるように協力を求めます。その結果、竈神22体と1600点を超える貴重な民族資料が保存されました。

その後、懐邑館の老朽化に伴い、これらの文化財を登米市に委譲。市では平筒沼農村文化自然学習館を建設。そこに貴重な資料と共に保管されていて、訪れる多くの人々の目に触れられています。

この他にも、武山さんは長年、保護司など法務・自治行政活動にも尽力され、受賞歴は勲五等瑞宝章、藍綬褒章等多数にわたっておられます。

        県内で2番目に古い香林寺山門

香林寺は430年の歴史を持つ曹洞宗の寺院で、現在は息子さんで18代目の武山正廣さんが継いでおられますが、正道さんは、まだまだお元気で、寺院の行事には出てこられます。いつまでもお元気でお過ごしくださいますよう祈念し、謹んで『豊里の人間国宝』第11号を進呈させていただきます。ありがとうございました。

 万燈会は、年に一度、万燈の火(ローソク)を灯し、命の縁を伝えてくれたご先祖様方に、報恩のご供養をお寺と檀信徒が集まる大法要で、毎年11月上旬に開催されています。

資料・写真提供 武山正廣さん及び香林寺発行ガイド冊子より転載

 

 


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