豊里地域づくり
未来へ向けた取り組みを学んできました
今年は東松島市の防災体験型学習施設KIBOTCHA(キボッチャ)におじゃまし、震災復興への想いや取り組みについて学ばせていただきました。
KIBOTCHAは、東日本大震災で被災し廃校となった旧野蒜小学校の校舎を改装し、遊びの中に命を守る防災ノウハウを組み込んだ新しい形の学習施設です。
案内をしてくださったのは、代表の三井紀代子さん。
施設の中を巡りながら様々な想いをお話してくださいました。
施設内には地域の皆さんの要望で震災時のまま残された学校の備品があり、当時の様子を伝えます。
ただ、悲しい記憶を思い起こさせる場所ではなく、「これからの希望になるような場所」「自然と命を守るために」「未来のために」そのような想いがKIBOTCHAには詰まっています。
体験ゾーンには子どもたちが楽しみながら防災について学べる遊具や工作エリアがあります。
宿泊施設もあり、県内外からたくさんの人が訪れ、様々に活用されています。
ほかにも震災の廃材を利用した竹灯籠や、祈りを込めたサンドアートを作成し、地域のひとが集える場所となっています。
KIBOTCHAがひとりひとりの居場所となり、それが強力なコミュニティを作り、有事の際に役立つ防災に繋がっていきます。
心の復興になるような居場所、拠り所になっているKIBOTCHA。地域のコミュニティをつくることや、経験をどう生かすか考える、実行に移すことの大切さを学ばせていただきました。
子どもたちが笑顔で元気に遊んでいる様子が印象的でした。
三井さん、KIBOTCHAの皆さん、ありがとうございました!